高齢化が進み、医療の現場では看護師がますます求められています。国家資格が必要とされる仕事ということもあり、安定した収入が得られるという面で魅力的ですが、需要が高まりすぎて労働過多になっているのが問題視されています。
一人一人の責任や仕事量が大きくなっている医療現場において、ワークライフバランスを考慮することは非常に大切です。そこで今回は、看護師の休みについて詳しく言及していきたいと思います。
看護師は、基本的にシフト制の勤務となり、4週間に休みが8日が割り当てられる形の病院が多いようです。この場合、1年間で104日の休みがある計算になります。とはいっても、年間104日の休日というのは絶対ではありません。祝祭日を休日に含めて、夏季・冬季休暇を付与してくれる職場であれば、年間に120日以上休むことも可能です。
一方、4週間で6日しか休みがない職場もあり、これだと基本的な休みは78日だけになります。シフト制ゆえに休みは不規則になることは覚悟しましょう。極端な場合、初めの1週間で4連休を取って残りの3週間で休みが4日しかないということもあり得ます。
また、看護師の仕事には夜勤があります。病院側が2交代制(日勤・夜勤)か3交代制(日勤・準夜勤・深夜勤)のどちらを採用しているかで休みの長さが変わるということにも注意が必要です。
おおよそ、日勤が8:30から17:00、夜勤が16:30から9:00というスタイルが一般的です。3交代制の場合は、夜勤を準夜勤と深夜勤に2分割して、それぞれ16:30から00:30、0:00から9:00という形が多く見られます。
夜勤の在り方の事例としては、準夜勤に入ってすぐ次の日勤に入るということもあります。看護師の職に就く場合、職場でどのくらい休みが確保されているかはもちろんのこと、夜間の勤務体制についても調べておくことが大切です。